Cubaseの機能
私は10年ほどメインのDAWソフトでCubaseを使用しています。
Cubaseは機能が豊富で、隅から隅まで使いこなすのは相当大変です。
私も最初は独学で初め、ネットや本やセミナーなどで情報収集しまくって今に到るのですが、そんな中で巡り合えたメチャクチャ便利な上級(?)機能を3つご紹介します。
ある程度Cubaseを使ったDTMに慣れていて、ステップアップを目指すならぜひ知っておきたい機能が、こちらの3つです。
- 常にソロモード
- ロジカルプリセット
- チャンネルストリップ・プリセット
それぞれどのように便利か、ご紹介します。
Cubaseで便利な中・上級テクニック
ソロディフィート
通常のトラックのソロ・ミュートは頻繁に利用する機能です。そこでさらに使えると便利なのが、「ソロディフィート」機能です。これはトラックのソロ・ボタンを『Mac : Command + Option + クリック』、『Windows : Control + Alt + クリック』で有効化できます。この操作をしたトラックは、全トラックミュートまたは全トラックソロの操作の影響を受けずに、常にソロの状態(他トラックがソロでもミュートにならない)で聴けるようになります。FXトラックなどに使うと、あるトラックをソロにした時センドで送った先のFXトラックもそのまま聞くことができるようになるため、手間が省けます。
ロジカルプリセット
MIDIシーケンス作成(打ち込み)は、とても手間のかかる作業です。これを効率よく進められるのがロジカルプリセット機能です。ベロシティを指定した範囲でランダムな値に変更したりできます。元から用意されているものと、自分で設定を作ることもできますが、かなり複雑な設定が必要です。私は初期に用意されているプリセットしか使っていませんが、さらに使い込んでオリジナルのプリセットを作れるようになれば、個人の作業に最適化された作業の効率化が計れるでしょう。
チャンネルストリップ・プリセット
オーディオ・トラックとインストゥルメント・トラックは、フェーダーやパン、インサートエフェクトなどを駆使して音を仕上げ、他のトラックとのミキシングをしていきます。ここで便利なのがチャンネルストリップ・プリセットです。ドラムのキックやスネア、ピアノ、エレキギターなど、楽器(トラック)ごとにEQやコンプ、サチュレーターやエンベロープシェイパーなどの設定が予め仕込まれています。生楽器系のミックスではこれらの設定がかなり重要になってきますが、Cubase側で既にジャンルごとにいい感じの設定を予め用意してくれているので、手早く処理したい時にはまずそれを読み込んで、あとで自分で微調整すればかなりのスピードで作業が終わります。
まとめ
今回はCubaseで知っておくと便利な3機能をご紹介しました。
どれも使えるようになると、作業がとても効率よく進むようになります。
あなたのクリエイティビティは水物です。それをいかにDAWソフトウェアに落とし込むかが重要で、タイミングを逃さないためにも作業の効率化を目指すことが必要になってきます。
Cubaseユーザーの皆様のご参考になれば幸いです!

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