業界標準のPro Tools
DAWユーザーさんにとって、どのDAWソフトを使うかは永遠のテーマです。
私は10年来のCubaseユーザーですが、他のDAWについても色々と調べたり、つまみ食いしたりしています。比較記事もご好評いただいているようですので、よければご覧ください。
業務の都合上、Pro Toolsの操作も必要となったため、まずは無償版の『Pro Tools First』から操作を覚えることにしました。

今回はそこで学んだことをまとめます。
Cubaseユーザーから見たPro Tools
見た目は質素
いい意味で、質素でシンプルです。
ただ、他のDAWに比べて、デザイン的なオシャレさは物足りない感じもしますが、ここら辺は完全に好みですね。そして外観の変更とかもできないみたいです。(Cubaseはそこらへんいじり倒せるので楽しいのですが)
基本的な扱い方はCubaseと大差ない
波形やシーケンスを並べる画面と、ミキシングコンソールを模した画面の二つで構成される、という部分に大きな違いはないようです。ただ、最近のDAWはStudio Oneなども含め、1画面にシーケンスもミキシングコンソールもまとめて表示するようなレイアウトが可能となっていますが、そこはPro Toolsでは実現できていないようです。
キーボードショートカットは変更できない?
DAWを扱う身としては、基本的にやりたいことは同じです。再生、停止、クリップ選択、カット、トリム、フェード、画面の拡大縮小などなど・・・。いちいちツールをマウスでクリックして選択していては時間がかかってしょうがないので、いかにキーボードショートカットを体に覚え込ませるかが、作業効率の面では重要です。これが、CubaseとPro Toolsのような、別製品同士だと違ってきます。私はCubaseのデフォルト設定にプラスして、好みでカスタマイズしまくったキーボードショートカットを使っていますが、どうやらPro Tools側ではキーボードショートカットをカスタマイズすることができないようです。なので、同じ操作をするためには、Pro Tools用のキーボードショートカットを追加で覚えていかなければいけません・・・・。これはかなり厄介だと感じています(逆パターン、つまりPro ToolsユーザーがCubaseの方を設定して変更する、だったらいいんですけど)。
標準のEQ、コンプは使いやすい
Pro Toolsについている標準のEQ、そしてコンプレッサーは、さすがはエンジニアリングの業界標準だけあって、かなり使いやすい印象です。設定できるポイントがわかりやすく、効果も十分に実感できます。これだけプラグイン化してもらって、Cubaseで使いたいな、と思ってしまいました。
まとめ
今回はCubaseのヘビーユーザーからみた、業界標準DAWのPro Toolsについての感想でした。
あくまで個人的な意見ですが、私のような制作スタイルだとCubaseの便利さや操作感は抜群だと思います。よほどのことがない限りメインのDAWをPro Toolsや他のものに変更することはなく、必要がある場合はCubaseと併用していくことになるだろう、という感じです。
DAW選び中の方の参考になれば幸いです!DAWやCubase関連で何か質問あればコメントください!

STEINBERG ( スタインバーグ ) / Cubase Pro 10.5 DAWソフトウェア
【本日のオススメ本】
Pro Tools 11 Software徹底操作ガイド (THE BEST REFERENCE BOOKS EXTREME)
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