生ドラム音源3製品
DTMでバンドサウンドを作る時、一番の要となるのはドラムの音です。
楽曲にマッチした質の高い音源を使って、プログラミング(打ち込み)に工夫を凝らし、丁寧にミックスすることによって、本物の演奏と見紛うばかりのトラック制作も不可能ではありません。
DTM入門〜初心者が、DAWソフト付属の音源から新しく追加音源を買おうとするとき、まず候補に入るのがドラム音源ではないでしょうか?(私は実際そうでした)
今回は、私が所持していて使用頻度の高い3製品をレビューします。どれかを購入検討されている方や、既にお持ちの方もぜひご覧ください!
なお、今回レビューするのはこちらの製品です。
STEVEN SLATE DRUMS 5.5 (SSD 5.5)

BFD3

Addictive Drums 2

3製品比較
STEVEN SLATE DRUMS 5.5 (SSD 5.5)
・良い点
動作が軽くて、ミックスで馴染みやすい音がします。私は曲のスケッチをするときなど、素早く手軽にいい音が欲しい時には必ずSSDを立ち上げています。
・惜しい点
グルーブパターンが探しづらいです。パターン自体は使えるものが揃っているのですが、その名称が
44 085 Rock Straight
44 086 Rock Straight
….
こんな調子です(エラーメッセージではありません)。名前つけるのが面倒だったのでしょうか。それぞれ中身は違うんですが、文字を見ただけではイメージできないし、気に入ったのを覚えるのも大変です。ここはいつも惜しいなぁと思いながら、それでも愛用してます。
BFD3
・良い点
かなり細かく音を作り込めます。ドラムキットだけでなく、マイキングなどを含めて総合的な出音を緻密にコントロールすることが可能です。これは良い点でもありますが、使いこなすにはドラム関連の知識とこのソフトの熟練度が必要になってくる、ということにもなります。
・惜しい点
強いてあげれば、UI(画面)が少し見にくいところでしょうか。しばらくバージョンアップしてないので、次回のバージョンアップの際はそのあたりの使いやすさが上がってくれると嬉しいです。

FXPANSION ( エフエックスパンション ) / BFD3 (パッケージ納品・ダウンロード版)
Addictive Drums 2
・良い点
軽くて使い勝手が良い印象です。音が比較的派手目です。UIも非常に見やすいし、グルーブが豊富で探しやすい点がいいです。ユーザーの使い勝手をよく考えてくれている印象があるので、こういったプラグイン音源ソフトを初めて扱う方にもオススメできると思います。
・惜しい点
プリセットが充実している分、音を作り込む余地が少し物足りなく感じることがあります。

XLN AUDIO ( エックスエルエヌオーディオ ) / Addictive Drums2 Custom XL 簡易パッケージ版
まとめ
以上、生ドラム音源3製品のレビューでした。
拡張音源などまだ試せていないものもあるので、今後より使い込んでいきたいと思っています。
余談ではありますが、周囲の評判では他にも良い音源があるので、そちらも気になってます・・・(機材沼は怖い)。
SUPERIOR DRUMMER 3


TOONTRACK ( トゥーントラック ) / SUPERIOR DRUMMER 3 ソフトウェア・ドラム音源
MODO DRUM

IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / MODODRUM
こうやって比較すると、やはりバンドサウンドの核はドラムだと再認識します。ドラマーさんが上手いバンドは全体的に上手に聞こえます。DTMでドラムを再現する時には、好きな音源を思いっきり使い倒して楽しんでください!
【本日のオススメ本】
プロの音プロの技・令和版 〜ホームスタジオ制作する人みんなが知っておきたい基礎知識
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