空き箱を捨てられないあなたへ

生活

空き箱

何かものを買ったとき、箱がついてきますよね?化粧箱という用語もありますが、あれって必要なんでしょうか?

空き箱ってなんかいいですよね。メーカーさんが工夫を凝らしてデザインした箱です。カッコ良かったり、可愛かったり、オシャレだったり、ついつい手元に持っておきたくなりますよね。

でも必要なのは、その中身です。空き箱はとっておくとすごく嵩張ります。とっておきたい人、すぐ捨てられる人、どちらがいいんでしょうか?

数年前の写真。プラグインの空き箱たち、これ全部捨てました。。。

空き箱のメリット・デメリットについて考える

ここからは、空き箱を所持しておくことによるメリット、デメリットを考えていきます。

返品する際に必要

買ったものを、万一返品する可能性がある場合、空き箱はとっておいた方が良さそうです。大抵のお店の場合、返品を受け付ける条件として、箱を含めた商品が揃っていることが前提となっています。電化製品など、初期不良が一定確率で起こるものについては、箱はすぐ捨てずにとっておいた方が良さそうです。しかし、返品する可能性が低くなったときには、その理由は当てはまらなくなるので、処分を検討すべきでしょう。目安としては、購入から30日、60日、1年など、メーカーや店の定めた返品交換期間が参考になると思います。

所有欲が満たされる

まずはこれがあります。お店に並んでる憧れの商品の箱が家にあると、テンション上がります。無限に部屋があればそれを並べておくのもいいかもしれませんが、その所有欲のために使う家のスペースはどれくらいでしょうか?冷静に考えた方がいいことかもしれません。

中古で売るときに値段が上がる

いらなくなったものは、お店やフリマアプリで買取に出すことができます。そのとき、箱がついていた方が値段を上げてくれる場合があります。そうなった場合、箱をとっておいた方がお金の面ではお得です。箱をとっておく理由の大きなものの一つがこれではないでしょうか。

しかし、箱を所持し続けることによる、隠れたコストも考えなければいけません。家庭で買うものならまだたかが知れているとは言え、物理的なものを所持しておくことには「在庫コスト」がかかります。これは商売をやるときには基本的な考え方です。一般家庭に置き換えて考えるならば、「その分部屋が狭くなる」というイメージでしょうか。例えば東京23区の賃貸に住んでいる場合、平均の坪単価は8,834円だそうです(東建コーポレーション株式会社 全国賃貸住宅の平均坪単価家賃推移 市区別版 総務省統計局データまとめより)。一坪を3.3m2とすると、30cm四方のスペースにおよそ241円/月かかっている計算になります。売却した際に、箱をつけたときの上乗せ金額がそれを下回るなら、理屈上は箱を捨てた方が『得』という話になります。

また、冒頭の写真のような、パソコン(DTM)のソフトウェアは基本的に中古で売買することができないので、箱をとっておくとその分場所を占有するコストがかかり続けると考えた方がいいでしょう。

まとめ

以上、私の思いつく、「空き箱をとっておく理由とその妥当性」についてまとめました。

結論として、返品する可能性があるものは、その期間だけ空き箱をとっておいた方がいいようです。そしてそのあとは、転売する可能性を考慮しても、部屋を占有する見えないコストを鑑みて、空き箱を処分した方がいいでしょう。その際、自分の所有欲にきっちりとけじめをつけることも必要になります。

お読みいただき、ありがとうございました。

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