音楽理論ってやっぱり勉強しなきゃいけないの?

音楽総合

音楽理論は難しい

私は中学生の頃からエレキギターを触っていて、音楽の活動といえばバンドでした。音楽の学問的な知識と言えば、義務教育と高校の選択科目で音楽は習っていましたが、大人になるまでそれ以外は、まともな音楽教育などほぼ受けて来なかったと思います。

「音楽理論」を口にする人は、バンド界隈にもたくさんいます。本も無数にあります。ネットには有象無象の記事が転がっています(当ブログもその一つでしょうか)。「音楽理論」がわかったら、なんかいいことがありそうですよね?でも音楽理論をよく理解している人って、どれくらいいるんでしょうか?

今回は、

音楽理論がなぜ難しいのか?

なぜ多くの理論解説が出回っているのか?

結局、音楽理論は勉強した方がいいのか?

について、私の解釈をお話しします。

音楽理論がなぜ難しいのか?

例えば高校の「物理I・II」と「音楽理論」って、どっちが難しいんでしょうか?

単純な比較は難しいですが、物理でよくある、複雑な数式を使った計算や公式の応用などは、音楽には出てきません(ただし、話が音響になるとモロ物理の世界です。音楽と物理はすっごく関連性があります。話題にする比較対象ミスりました;;)。

ですが、音楽理論も覚えることやルールは結構多いです。しかも「ジャズ・ポピュラー」と「クラシック」では同じことを別の言い回しで言っていたり、違った理論が出てきたり・・・と、クロスオーバーしたりしている部分もあり、なかなか白黒つけ難いものになっています。

音楽理論はそもそも、音楽を成立させるルールではありません。人々が感覚的に、

「あ、これいい感じに聞こえるね!」

と捉えたものを、長い年月をかけて蓄積し、体系化したものです。

理論に当てはまらない名曲もいっぱいあります。

(ただそれだと試験では点がつけられないので、音大の入試などでは正解、不正解を分けています)

つまり、ある一定の法則のようなもの(必ずしも守る必要のない)が音楽理論であって、さらにジャンルや派閥によっても解釈や言い回しなどが違う・・・。これが、音楽理論の難しさの大部分を占めていると、私は考えています。

いわゆる数学や物理などの、一般的な教育で習うような学問との違いが、ここにあります。

なぜ多くの理論解説が出回っているのか?

誰か偉い人が、「音楽理論はこれです!」と教科書を出してくれれば、迷うことはないですよね?でも今はいろんな人がいろんな解説をしています。

この理由は、さっきの難しさの説明に戻ると分かる通り、音楽理論とはそもそもきちんとした正解がないからです。いろんな派閥で、いろんな畑で育った人が、「私はこうやって解釈してきたよ〜」っていうものを、割と自由に「音楽理論」として世に出せてしまっています。もちろんその中でも、権威ある教育機関(バークリー音楽大学など)が定めたものもあります。しかし、音楽の理論の唯一の正解を、誰かの意思で決めることはできません。

音楽理論は勉強すべきか?

結論としては、上記を踏まえて、「音楽理論が何か」を把握して、必要だと思ったら学べばいいと思います。

なので、音楽をやる人全員が知っておくべきだとは、私は思っていません。

私と一緒に音楽をやってくれている人でも、理論がそこまで得意でない人はいますが、必要であればその部分は私の知識で十分補えるので、お互いに困ることはありません。

ただし、理論を学んでおくと、音楽の活動をする上で便利なことが多いのは事実です。「学ぶべきもの」ではなく、「学んだら便利で楽しくなるもの♪」と捉えておくのがいいのではないかと思います。ただその際、どの本やネットをみても、「この人はこういう解釈をしているんだ」というスタンスが重要で、それが唯一の正解だと思わない方がいいでしょう(例えそれが、どんなに有名で実績のあるミュージシャンだったとしても)。

もちろん、音大や専門学校などの入試で必要なら必ず勉強すべきですし、仕事としてアレンジやスタジオワークなどをやるならばプロとしては必須です。音楽理論は、プロの間での共通言語としても機能しています(その中でも解釈の違いが色々あったりしますが・・・)。

まとめ

音楽理論は、まずとても難しいものです。

難しいのは複雑さだけでなく、曖昧さがあるからです。

そして理論を勉強するのは、必要性があると感じた人だけで大丈夫だと思います。

何よりも大事なのは、音楽を通じて自分が楽しい時間を過ごし、人と人とが繋がることだと考えています。そのために、音楽理論を道具として、便利に使っていきたいですね。

【本日のオススメ本】

和声―理論と実習 (1)

サウンドハウス

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