【DTM入門】ギターのコード弾きを打ち込むときの簡単な3ルール

DTM

ギターのコード弾き

DTMでは様々な楽器の演奏を表現できます。

その中でも、ギターは本物っぽく再現するのが難しいし、ピアノロールだとイメージしづらいものです。

実際のコードフォームから、鳴らしている音を考えて音を並べる・・・という手順を本来ならやるべきですが、最初からそれだと時間がかかってしまういます。ただし、簡単なルールさえ覚えてしまえば、とりあえずはそれっぽい打ち込みができます。

今回ご紹介する方法をまずは覚えて、使ってみて、それから工夫していくことで思い通りのギターの打ち込みができるようになります!

是非トライしてみてください!

【入門向け】ギターコード弾きの打ち込みの3ルール

音域を限定する

ギターは通常、6本の弦が張ってあって、指板はだいたい21箇所くらに区切られているので、押さえる場所が120箇所以上あります。でも、『異弦同音』と言って、場所は違うのに音階としては同じ場所を鳴らす部分が多くあります。

結果、ギターで使う音域は限られているので、そこの範囲で打ち込むことがルールです。

DAWや音源のソフト上での音域の表示(E0とかA2とか)は、メーカーによって違ったりします・・・。ただ、どれも基本的にギターの構造的に不可能な音は出ないように作られているので、お使いのソフト上で鳴らせる音域をまず確認してみてください。

音数を3or4つに絞る

ギターのコード弾きは、3本〜6本の弦を同時に鳴らします。つまり、音が縦に3~6個積み重なっている状態なので、打ち込みでもそもように鳴らします。

ただし、ギターは弾くコードによって鳴らす弦が違ったりするので、何音(何本の弦)でコードを作るかに気をつけなければいけません。

結論としては、まずは3、ないし4にしておくと良いです。

コードの構成音は3つ(三和音)だったり4つ(四和音)だったりします。(テンションがつくともっと増えます)

Cはド、ミ、ソの三和音、Fm7はファ、ラ♭、ド、ミ♭の四和音です。

すると、コード内で重複する音が出てきますが、それは次の並べ方のルールに従って適宜重ねていけばOKです。

ちなみに6音や3音のコードももちろん使う場面はありますが、より汎用的なのは4,5音のものと覚えておくと便利です。

低域は広く、高域は狭く

最後は音の並べ方です。

ルールとして、低域(低音側)の音は、間隔を開けるようにします。そして高域側は比較的狭めに音を並べます。理由としては、低い音が狭く密集していると、音が濁ってしまいあまり美しく響かないからです(例外として、これを狙ってやる場合もあります)。

低い方は、コードのルートと5度や、ルートとオクターブ上のルート、ルートと七度で重ねておき、高い方はその他の音を並べる、とすると、ギターっぽい響きになります。

以前の記事でご紹介したE/G#のコードフォーム
五線譜とTAB譜ではこのような表記になり・・・
DAWのピアノロールだとこの並びになります。

でもやっぱり、コードごとの音の並べ方を知りたい

以上、ギターを打ち込みするときの簡単なルールをご紹介しました。

しかし、様々な曲の中で使われる様々なコードを、実際のギターではどう鳴らすのがいいんでしょうか?

これはギタリストにとっては永遠のテーマで、非常に奥が深いです。よく、ネットに出ているコード表がありますが、あれはごく一般的な押さえ方の1例であり、同じコードでも何通りもの並べ方(ボイシング)があります。ギターの上手さは、そうしたコードのボイシング選びの上手さでもあります。曲全体の流れ、他の楽器とのアンサンブル、ギター自体の音の持ち味など、色々なことを考慮しながら、それぞれのコードでの音の並べ方を考えていくのも、ギターの難しさであり、面白さです。

とは言え、最初はとても難しいので、ギター用の教則本などで勉強し、そのまま真似してみるのが手っ取り早いと思います!

まとめ

ギターのコード弾きを打ち込むときに、まず押さえておくべき3つのルールをご紹介しました。

  1. 音域を限定する
  2. 音数を3or4つに絞る
  3. 低域は広く、高域は狭く

これだけを念頭に、まずは打ち込んでみてください。ギターっぽい響きになってきたら、タイミングやベロシティを調節したり、音源の機能を使って音色や奏法を変えてみたり、エフェクトをいじったりしてさらに工夫していけます!

DTMを頑張る皆さんを応援しています!

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サウンドハウス

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