ギターでE/G#を弾く
ギターを始めたら、まずはCやAmなどの基本的なダイアトニック・コードを覚えるのが最初です。
シンプルなコード進行の曲なら、大抵それで弾けてしまいます。(カポを使って簡単なキーに変えられるのも、ギターならではですね)
しかし、楽譜やネット上のコード譜を見ると、それ以外にも様々なコードが出てきます。
特にE/G#は、ロックやポップスでも使われる頻度が高いコードです。
以前こちらの記事で、簡単に押さえられて響きの良いコードフォームをご紹介しました。

さらに今回は、他のE/G#の押さえ方もご紹介します。
それぞれポジションが違って使う弦も違うので、押さえやすさや、響きが違ってきます。
曲のコード進行にあった最適な押さえ方が選べると、演奏の幅がグッと広がります!ぜひ参考にしてみてください!
【難易度順】E/G#の様々なコードフォーム
【オススメ】6弦でベース音を弾くフォーム(★☆☆)
こちらは前回の記事でもオススメした、比較的押さえやすくて響きもキレイなコードフォームです。慣れて仕舞えば指の形は簡単ですが、5弦と1弦を鳴らしてしまうと狙った音にならないので、左手の指の位置を工夫してうまくミュート(弦に軽く触れて音を消す)のがポイントです。


5弦でベース・クローズド(★☆☆)
こちらも比較的押さえやすいですが、人指し指をセーハ(指板に寝そべらせて複数弦を押さえる)します。こちらも6弦、1弦は鳴らしてはいけません。6弦は左手の親指をウニュッと出したり、中指の先を伸ばしたりしてミュートします。1弦は人指し指の付け根付近の腹を少し浮かせたり、余った小指で軽く触れるなどして対処しましょう。


5弦でベース・オープン(★★☆)
ベース音の位置は先ほどのフォームと変わらず、今度は少し音域が広い(1オクターブにおさまらない)押さえ方です。人指し指、中指、小指をしっかり指板に立てて、鳴らすべき弦をミュートしてしまわないような工夫が必要です。


4弦から上だけ(★★☆)
6弦、5弦を弾かないフォームです。音域と音の並びは「5弦でベース・クローズド」と一緒なのですが、使う弦が細いと、響きも繊細で軽くなります。写真のように、親指と薬指の先をうまく使って、6,5弦が鳴らないように注意します。


セーハの応用(★★★)
比較的、押さえにくいフォームです。まず4フレット全てを人指し指でセーハします。そして5,4,2弦を小指、薬指、中指で押さえます。全ての弦を鳴らすので響きがゴージャスになりますが、その分音の塊が分厚くなるので使い所にも注意です。ミュートする弦がない反面、全ての弦がなるように、各指の押弦をしっかりとする必要があります。


6弦でベース音 with 小指ストレッチ(★★★)
これが最も押さえづらいと感じています。特に指が短い人にとっては不利なフォームです。小指をストレッチして6弦を押さえます(写真の通り、私の指の長さでやっとです)。指の柔軟性も必要になるので、無理せず少しずつ慣れるよう練習すると良いです。響きは低音よりの渋い音になります。


まとめ
今回は、E/G#の様々なコードフォームをご紹介しました。
これらは全て開放弦を使わないので、平行移動すれば他のコードにも応用できます(半音上のコードのF/Aなどにも応用できます)。
ぜひマスターして、普段の演奏に役立てていただければ幸いです!
お読みいただきありがとうございました!
【本日のオススメ本】
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