意にそぐわないことを強要されたとき
「本当は行きたく無いけど、みんなが行くというから」
「本当はそう思わないけど、みんなが良いというから」
私たち人間は時として、このような自分の意に反する行動、考えを持つようになってしまいます。『みんなが』という条件は思ったより強力で、意にそぐわないことをやらざるを得ない状況になってしまいがちです。
なぜ同調圧力が強いのか
その答えは、私たち人間が「社会的な生き物」だからです。
古来より集落などを作って外敵から集団で自分たちの身を守り、役割分担をして生産性を上げてきました。集団から外れることは、生きていけなくなることでもあったのです。原始人から何万年と経てその本能が植えつけられている私たちにとって、近年の社会は急速に発展し、その仕組みに追いついていません。
つまり、不必要に集団に属しようとしてしまうのです。
集団に属しすぎることの弊害
原始時代から比べて、近代を経て昨今では、インターネットの発達により多くの人と一瞬で意思をつなぐことができます。「集団の意思」の「集団」が大きくなりすぎているのです。多くの人が、それぞれ異なった考え方をするのは当たり前の話で、それぞれを尊重しないと息苦しい社会が生まれてしまいます。
Noと言えるか、最後は自分次第

Yesしか言わなければ、多くの人と円滑にコミュニケーションできるかもしれません。でもそれは意にそぐわない選択をし続けて自分を苦しめてしまい兼ねません。
Noと言えば、集団から距離を置かざるを得ないときも生まれるでしょう。でもそれは、上っ面だけで付き合いをするより、最終的にお互いにとってメリットなのかもしれません。
これだけははっきり言えますが、同調圧力によって他人をコントロールしようとする人とは近づいてはいけません。それは集団を盾に、貴方をいいように利用しようとしているだけです。ぜひ、嫌われる勇気を持って。
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