人の悪口を言う人は損をする

コミュニケーション

人の悪口

「悪口を言ってはいけない」

と、私たちは教わってきました。

そんなことは誰に聞いたって同じ答えになります。

でも、私たちは時々、人の悪口を言います。

ネットの世界なんて悪口言い放題です。

不思議ですね。

結論しては、やはり悪口は言うべきではないのですが、その理由は一般的に教わってくることとはちょっと違います。

人の悪口を言うと、その人の心を傷つける?

「人の悪口を言うと、その人の心を傷つけるから、悪口を言ってはいけない。」

これって正しいんでしょうか?

結論から言うと、

「正しい場合も、間違ってる場合もある」

です。

何故なら、悪口を言われて「傷つく人」と「傷つかない人」がいるからです。また、その悪口の内容によっても相手の受け取り方は変わります。

これは、悪口を言うことを肯定している訳ではありません。

自分が言った言葉に対して、相手がそれをどう受け取るかは、最終的には相手次第だと言うことです(課題の分離)。

極端な話ですが、こっちが悪口だと思って言った言葉で不快にならないパターンもあれば、こっちが悪気がなく言った言葉で相手がとても不快になるパターンもあります。

例えば、大食いで愛嬌のある容姿を売りにしてるタレントさんに「デ〜ブ!」と悪口を言っても、「はい、ありがとうございます!いつも美味しいご飯たくさんいただいて幸せでーーーす!」と返ってきて何のダメージもないかもしれません。

また別の例えで、とてもいい大学を出て立派な学歴を持った人に対して「◯◯大卒なんですか!頭いんですね!」と素直に褒めたとしましょう。でもその人は、学校の同期と比べて社会での出世が遅く、そのことをコンプレックスに持っているかもしれません。そんな人が学歴を褒められたら、嬉しいと思うかもしれないし、「嫌味を言われた」と思うかもしれません。

結局、コミュニケーションでは絶対はないので、なるべく相手に失礼のないような言動を気をつけなければならない、という結論に落ち着きます。それで相手がどう受け取るかは相手次第ですが、ある意味言った側ではどうしようもないことも多々あります。

人の悪口を言ってしまう理由

悪口を言ってはいけない理由が、「相手を傷つける」だとしたら、仮に『自分がすでに傷ついている』ならば、報復として相手に悪口を言ってもいいのでしょうか?

誰かの悪口を言ってしまう時は、言う本人がネガティブな感情に支配されている時です。突然自分の口座に100万円振り込まれた時に、人の悪口って普通出てこないですよね?大好きな彼氏彼女と楽しい時間を過ごしてる時なんて、他人のことはどうだっていいハズです。

ネット上の誹謗中傷も同じ理屈です。何か満たされないことがあるはらいせに、みんなが責めてる人なら自分も責めていい道理となって、叩ける人は叩いておく群衆心理が働きます。叩かれる人は「傷ついて然るべき」人であり、自分は何らかの原因で既に心が傷ついているからです。

悪口を言うと、損をするのは自分

上記のような理由があっても、やはり悪口は相手を傷つけてしまう可能性が非常に高いので、言うべきではありません。

ただ、それと一緒に考えておくべきなのが、「悪口を言うと自分も損をする」ということです。

これは「バチがあたる」的なスピリチュアルな話ではなく、根拠があります。

人間には一般的に、『一貫性の原理』という心理現象が働くことが知られています。相手を貶める言葉を言うと、それはそっくりそのまま自分の行動を縛りつけます。

自分が悪口を言った相手の言動や考え方を、一度自分の口から否定してしまうと、自分は決してそれを行うことができません。自分に一貫性が保てなくなるからです。未来の自分の選択肢を、自らの手で狭めてしまっているのは、とても勿体無いことではないでしょうか。

まとめ

悪口を言って、相手が傷つくかどうかは相手次第ですが、喜ばれることはほぼないので、言わない方がいいでしょう。

悪口を言われて然るべき人なんていません。悪口を言ってしまうのは、自分の心が満たされていないためだと理解する必要があります。

そして悪口を言うと、自分がその言葉に縛られてしまいます。ポジティブな可能性ですら奪ってしまう恐れがあるので、損をするリスクが高いです。

以上が、人の悪口を言うことについての解説でした。以前の私は、気持の赴くまま(それが正しいことだと思い込み)、人を傷つけるようなことを言ってしまったことがあり、とても反省しています。今はそれが賢くないおこないであることを理解しています。人に悪口を言われたり、言ってしまったりしてお悩みの方に参考になれば幸いです。お読みいただき、ありがとうございました。

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