ウクレレとギター
ウクレレって素敵な楽器ですよね。小さくて可愛いし、なんとも癒されるあの音色もとても可愛いです。歌の伴奏はもちろん、ソロとして演奏しても聞きごたえたっぷりです。初心者でもある程度練習すれば比較的簡単に演奏ができるので、趣味としても人気です。ギターと形は似ているものの、大きさは全然違います。「なんだかギターに比べて簡単に弾けそうな気もする」というふうに、思う方もいるのではないでしょうか。

ARIA ( アリア ) / ACU-1K コンサートウクレレ
ところが、ギタリストの方でウクレレまで弾く人は案外少ないように思います。私も中学生からギターを初め、ウクレレを本格的に弾き始めたのは20代後半になってからでした。周りに弾く人がいなかったし、あえてウクレレにチャレンジする理由もそんなになかったからです。
ウクレレを始めたきっかけは、アコギでの弾き語りの活動をしている最中でした。つじあやのさんの「風になる」のカバーがやりたいけど、せっかくならウクレレでやりたい。そう思ってウクレレを買って色々研究していると、「ギターとの違い」が見えてきました。そして「ギターでもウクレレっぽい弾き方を再現する方法」を思いついたので、今回はそれをご紹介します。
ウクレレの構造と弾き方
ウクレレは4本のナイロン弦が張ってあります。
指板上の特定の場所を押さえながら、弦を指などで弾くと、コード弾きができます。
リズムを取りながこのコード弾きをすることによって、伴奏ができます。
ギターとの相違点
弦の本数
ウクレレの方が弦の数が少ないので、出せる音の幅が限られます。その代わりギターと比較するとコードが押さえやすいようになっています。
ボディの大きさ
アコースティックギターと比べると本当に小さいので、構え方も変わって来ます。ストラップを使うと弾きやすくなります。

FAMOUS ( フェイマス ) / No.1500 BRN
音の並び
ギターとウクレレの音の並びを比較しました。
ギターは、太い弦から6~1弦という順番になっていて、それぞれ[E,A,D,G,B,E]という並びになっています。
一方ウクレレは、一般的なチューニングだと、太い弦から4~1弦という順番になっていて、[G,C,E,A]という並びです。
これを、ギターで再現する方法を考えます。
結論としては、
ギターの1~4弦が5フレットから始まる
という構造になります。

ただし、ウクレレは一般的に、4弦のチューニングを1オクターブ高くしています(3弦の開放Cより上の音)。こればかりはギターの構造上、一般的な弦の張り方をしていると真似はできません。そこが、ウクレレらしい部分と言えます。
まとめ
ギターでウクレレの真似をするなら、まずはギターとウクレレの構造の違いを把握することが重要です。
その上で、ギターで5フレット以降の1~4弦を使ったコードを鳴らしたり、5フレットにカポをつけて開放弦を使ったコードを鳴らしたりすれば、ウクレレのような奏法が可能となります。
ナイロン弦を使うガットギターなどなら、ウクレレに似た音が出せると思います。

YAMAHA ( ヤマハ ) / CG182S
もちろんスチール弦のアコギでもできますし、エレキギターでもアンプやエフェクターの設定によって、普通のウクレレでは出せないサウンドが作れそうです。色々試してみると面白いかもしれません!
本物のウクレレを弾いてみたいけど、買うのはまだちょっと・・・というギタリストの皆様の参考になれば幸いです。ぜひ、すぐできるので試してみてください!
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