アルバイト
学生さんの多くはアルバイトを経験すると思います。でも、学生でなくてもアルバイトとして働かれている方は沢山います。私は、アルバイトは派遣や正社員と比べていい、悪いではなく、メリットデメリットを考慮して選択するものだと思っています。
つまり、その雇用形態がいいかどうかではなく、働く人がその雇用形態と対価に納得しているかどうかが重要であり、さらにそこでどんな付加価値を自分につけるかを考えるべきです。
ちなみに私はアルバイトとして働いていた経験が結構あります。職種も色々やりました。よかった部分、反省すべき部分が多々ありました。それを踏まえ、「働いてお金を稼ぐ」ということの意味の本質を捉えて軸がぶれなければ、きっと人生にとって有意義なアルバイトができます。これから新しく仕事を選ぶ方や、今の仕事から変えようと思ってる方の参考になれば幸いです。
【バイトは時間の切り売り】が不正確な理由
よく、
「バイトは自分の時間の切り売りをしている」
という表現がされることがあります。
これは間違いとは言い切れませんが、不正確な表現です。
例えばお店のレジ打ちのアルバイトをするとします。
お客さんがひっきりなしにきて休む間も無く働く一時間と、お客さんが来なくてただ突っ立ってるだけの一時間で発生する報酬は等しく一緒です。でもお店はレジうち係が必要なので、その時間そこにいてくれる人に対して一律に時給〇〇円で、その人の時間を買っています。
でもこれはバイトに限った話ではないです。
派遣社員だろうが、正社員だろうが、公務員だろうが、決められた時間に決められた日数働くことで賃金をもらえる契約をしています。会社の何千万というお金を動かす商談をまとめるような仕事もあれば、書類の数字をエクセルに打ち込むだけの単純作業も含まれます。その時間、あなたは会社の指示に従って、会社の利益のために動かなければいけません。会社は、あなたの時間を買っているので、バイトでなくても時間の切り売りをしているとも言えます。
結局、人や会社に雇用されて働いている以上、自分の時間を雇用主のために使っています。バイトや社員などの雇用形態は、条件の違いでしかありません。
仕事の価値を見出すのは自分次第
では、そこで出てくるよくある意見として、
「正規雇用で働くことで、スキルや人脈などが形成される」
というものもあります。
アルバイトと、正社員などの雇用では、仕事をすることによってお金以外に得られる付加価値に違いが出る、という内容です。
これに関しては、そういう傾向もあるけど本人次第じゃね?というのが私の意見です。アルバイトも、ただ指示通りに思考停止して作業しているのと、自らお店の売上アップや改善に知恵を出して取り組むのではスキルアップの度合いが全然違います。指示待ちで機械的に作業をするだけの会社員なんていくらでもいます。それより、小さなお店とかで売上アップのための商品開発、集客などを店主と試行錯誤するアルバイトの方がよっぽどスキルアップという付加価値を得ています。
雇用形態という形式だけに捕われて、実際にそこでどんな意図を持って何をしているかに目を向けないと、「働いてお金を稼ぐ」ということの本当の意味を見失います。
まとめ
アルバイトって、結構いい労働形態だと思っています。
そりゃ雇う側からしたらすぐに辞められたら困るから、あの手この手で辞めづらいような雰囲気を作ります。でも、雰囲気よりも強いのがルールであり、そのルールとはこの国では法律です。法律を守っていれば基本何をしても大丈夫な権利が私たちにはあります。その権利を行使して、アルバイトという雇用形態を大いに利用しましょう。そして雇い主のために働くのはもちろん、自分のためにも働けるようなアルバイトをしましょう。結局、その価値を見出すのは自分次第です。
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