セブンスコード
ギターのコードフォームでセブンスコードはよく出てきます。
G7やA7やD7などの、オープンコードは比較的押さえやすく、初心者が覚えるととても便利です。
一方で、B♭7とかF#7とかが出てくると、「おっ!」ってなりますよね。
人指し指をベタっとするセーハコードが、よく教則本などでは紹介されています。
セーハを使うのは特殊な例?
一般的に覚えるセーハコードって、弦を5本か6本全て押さえて、全て弾きますよね。エレキギターであれを鳴らすと、結構うるさ目の音になります。アコギ弾き語りなど、ギター一本で伴奏をするときなどでは必要なことも多いですが、バンドで鳴らすと音が多すぎる・・・なんてこともよくおこります。
バンドは、ドラムがいて、ベースがいて、ギターも二本目があったり、キーボードもいたりします。全ての音が合わさってアンサンブルとなり、一つの音としてお客さんへ届きます。そう考えると、ギターは一生懸命コードの音を賑やかにする必要って、そんなに多くはないことがわかります。
ラクで実践的なセブンスコードの押さえ方
理論的な説明は省略しますが、セブンスコードで大事な音は三度と七度です。C7だと、E(ミ)とB♭(シのフラット)です。この二つを特徴的に聴かせることができて、セーハよりもシンプルなコードフォームを二つご紹介します。両方とも押さえる弦は三本だけで、この方が押さえ方は断然ラクだし、使い勝手が良いのでぜひ覚えてみてください!
(出したい音が、何弦何フレットにあるかわからない時は、こちらの記事を参考に探してみてください!)
6弦ルート
6弦をルートにして弾く場合はこちらです。B♭7を押さえています(6弦6フレットがルートです)。

人指し指(6弦)、中指(4弦)、薬指(3弦)で弦を押さえ、人指し指の腹(5弦)と、小指(1,2弦)で鳴らさない弦をミュートします。ルート、七度、三度の音を鳴らすことができ、さらに同じ形でどのフレットでも使えるのでとても便利です。

5弦ルート
5弦をルートにする場合はこちらです。F#7を押さえています(5弦9フレットがルートです)。

中指(5弦)、人指し指(4弦)、薬指(3弦)で弦を押さえ、親指(6弦)と小指(1,2弦)で鳴らさない弦をミュートします。これもルート、七度、三度の音を鳴らすことができ、同じ形で並行移動すれば他のどの5弦ルートも対応できます。

まとめ
セブンスコードはとっても重要でよく出てくるコードです。
セーハコードも押さえられた方がいいのですが、今回ご紹介した二つのフォームをマスターすると、とってもラクにいろんな曲で応用できるようになります。
結果、ギターがもっと楽しくなります!
ギターを楽しむ全ての人の参考になれば嬉しいです!
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