ツッコミ
あなたは普段、ボケですか?ツッコミですか?
漫才、お笑いではボケとツッコミの役割みたいなものは常識となっていますが、普段のコミュニケーションでも、私たちはボケたりツッコんだりしてます。これはシチュエーションにもよりますが、親しい友人関係なら気軽にボケたりツッコんだりできますよね。
一方、目上の人(先輩など)と話す時って、それなりに緊張して言葉を選びますよね?なるべく失礼の無いようにしたり、考えが異なっていても強く否定しなかったり、イエスマンに徹したり、つまらないギャグに愛想笑いしたり・・・。
私たちはそんな涙ぐましい努力をしますが、実はそんな場合でも、
ツッコミの能力
が、コミュニケーションを円滑にし、先輩からモテる要素だったりします。
これは私が右も左も分からぬ大学1年生のとき、めっちゃ怖そうな(実際は優しい)体育会系の先輩の中でブルブル震えてた頃に、とあるトレーナーさんから教えてもらったワザです。
関西の人たち
私は福岡生まれの東京育ちで標準語を使います。
大学生になると全国各地出身の同年代が集まって友達が増えました。
20代半ばから、アニメ関連のイベントなどで友達が増えると、そこでも全国各地からきたり、在住だったりする人たちがいます。
それまで、テレビとかでしか見たことのなかった関西人と喋ると、
独特なノリがあるなぁ
と感じました。
ボケとツッコミがコミュニケーションとして染み付いているようです。
関西人が特に顕著なだけで、他の地域の人たちも同じようなことはやっていますが、まさに「お笑いネイティブ」みたいな生き様の人たちから学ぶことは多くありました。そして私は、そんな人たちとのやりとりから、ボケとツッコミについて考えるようになっていきました。
ツッコむ方が難しい
ボケとツッコミでは、ツッコミの方が難易度が高いように思います。
むしろ、どんなボケでも、ツッコミのうまさによってそのやり取りの面白さの大半が決まってしまいます。
ツッコミには、相手(ボケ)の言った内容から、即座に面白いリアクションを取るという、非常に高度なスキルが要求されます。だからこそ、ツッコミが上手い人は一目置かれる存在となり得るのです。
ツッコまれると嬉しい
ツッコまれる側、つまりボケる側の心理を考えてみましょう。
ぶっちゃけ、ラクです。
適当に思いついたことを言って、周りが笑ってくれたらオッケーなので、ツッコミより遥かにハードルが低いです。
先輩や上司は、立場が上なので、自由に発言ができます。
すると、適っ当〜になんかボケてきます。
そこですかさず、鋭いツッコミが入るとどうでしょう?
しょーもないボケを回収して、周りを笑いで包んでくれる。
さらに、ボケた側は自分が仕掛けてるから、一連の笑いの元になった(ような)気分になれる。
なので、結構ボケた側としては、ツッコマれるのが嬉しいし、内心それを待っていたりします。
ツッコミのスキルアップ
では、うまくツッコめるようになるにはどうしたらいいでしょうか?
私はお笑いの専門家ではありませんが、日々考えながら過ごしています。
ポイントは、
傾聴
そして
瞬発力
だと思います。
まず傾聴(話している内容をしっかり聴く)ですが、しっかりと相手の話やボケを聞き取ることが大事だと思います。会話ではついつい自分の言いたいことを優先してしまいがちですが、まずは相手の話す内容、そしてボケるポイントを的確に見抜くためにも、傾聴が必要です。
次に瞬発力ですが、ツッコミはリズムが命です。どんなにうまいこと言えたとしても、タイミングを外してしまうとやりとりはシラけてしまいます。
もちろん、面白いツッコミには、広い知識やアイデアやボキャブラリーなどの器量があるべきですが、それ以上に瞬発力を持って、タイミングよくツッコミをいれる方が大事です。そして傾聴と瞬発力は、意識をすればすぐにアップデートしていけるスキルなので、まずはここから取り組んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
目上の人とのコミュニケーションには、ツッコミのスキルアップが効果的です。
ツッコミのスキルアップには、傾聴と瞬発力を意識して、コミュニケーションをしていくことが有効です。
教えてくれたトレーナーさんに感謝です!
私もツッコミスキルをもっと磨いていきます!
【本日のオススメ本】
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