若いバンドマン
バンドはやっぱり最高です。
ギターもベースもドラムもキーボードもボーカルも、どんなパートもカッコいいです。
仲間と一緒に何かを作り上げて、ライブという特別な空間を共有するのは何にも替えがたい経験です。
20代に多くのバンド活動を経験してきて、これは人生の財産だなと思うと同時に、これはやってはダメだった、と思うことをお伝えします。
ぜひ、私より若く、これから先の未来に素晴らしいバンド活動を送る方に読んでいただきたいです。
20代でやってはいけないこと
自分のスタイルを決めつける
「俺はこのスタイルだから、他のことはやらない」
っていうのはちょっとかっこいいですが、まだまだこれからたくさんの経験をする20代でこれを持ってしまうと、将来の可能性を大きく閉ざしてしまいます。
方向性を持つことは大事ですが、自分の感性や周囲の環境、時代などは絶えず移り変わっていくものなので、その一瞬その一瞬、素直に向き合うべきです。
言い換えると、自分に嘘をついてまで、自分を貫こうとしなくていい、ということです。
お金を全部費やす
使えるお金を全てバンド活動に費やす・・・俺はバンドが全てだ!
これもカッコよく聞こえますが、リスクが大きくリターンが少ないので辞めた方がいいです。
また、周りの影響で必要以上の出費をしてしまい、結果的にお金を全部費やしてしまった・・・という状況も避けなければいけません。
自分のお金は自分で判断して、適切に使っていきましょう。
時間を全部費やす
一生懸命家で練習し、毎週末ライブやったり、ライブ見に行ったり、とにかくスケジュールを埋めまくる!
これも一直線のようですが、逆に遠回りになります。
バンド活動には予想もしないことがつきものです。
一生懸命やるのは大事ですが、スケジュールには必ず余白を作っておきましょう。
その余白があなたの活動に大きな利益をもたらしてくれます。
例えば、全く聞いたことのないジャンルの音楽を聞く余裕ができて、そこから新しい曲の発想が生まれたり。
例えば、音楽とは関係のない本をその時間で読むことによって、今まで考えつかなかったようなアイデアが生まれたり。
例えば、普段音楽以外の人と関わってないとしたら、余白の時間で全然違う分野の人と話して、自分の音楽を聞いてもらえる人が増えたり。
セレンディピティという言葉があります。
ふとした偶然の出来事がきっかけで、予想外の良い結果を得ることをいいます。
バンド活動にのめり込むのは全然いいのですが、幸運が自分に舞い込んでくる隙がないくらい、『自分の時間』という最も貴重なリソースをつぎ込んでしまわないように気をつけてください。
まとめ
可能性の塊である20代のバンドマンの皆さんは、ぜひその可能性を最大限に生かして、バンド活動ができる人生を思いっきり楽しんでください!
【本日のオススメ本】
バンドマンが知るべき100の秘訣 PAエンジニアから見たバンドの音作り
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