結論:『記憶』よりも『記録』を重視して日々をアップデート
何かしたいこと、できるようになりたいことがあるのに、日々をなんとなく過ごししまっていませんか?私も以前までは計画的に物事をやるのが苦手でしたが、『記録』を残していくことによってそれができるようになってきました。
でも『記録』は過去のことで、これからのことは『計画』ですよね。『計画』はもちろん大事なのですが、その計画を立てる為に『記録』をとって使うのがおすすめです。
ログとは何か?
ログ – log で調べると、
「丸太」
「航海日誌」
「データログ」
などが出てきます。もともとは丸太の意味ですね。ログハウスなんて言葉もあるように、丸太でできたアウトドアな感じのおしゃれな家も想像できます。
ではなぜ航海日誌という意味も持つかというと、その昔、船の速度を記録するのに船の先頭(船首)からおしり(船尾)まで丸太を流して、その時間を測る、というやりかたをしていたらしいんですね(wikipedia調べ)。それを記録したものを「logbook」と呼んでいて、そこから派生し航海日誌、さらにはデータの記録という意味でログという言葉が使われるようになったそうです。
日記が大嫌いだった小学生のわーさー
日記をつける習慣って、なかなか身につかないものだと思います。ものぐさな私にとって、小学生の頃の日記の課題なんて苦痛で仕方がありませんでした。夏休みの宿題の絵日記なんて最終日に全部書いていたと思います。8割は捏造だったでしょう。その頃に想像力が鍛えられたのかもしれません。とにかく、私はマメにコツコツやるというのが苦手です。それは今も同じです。
なりたい自分になっていないのは何故?
なりたい自分に今なれているか?なりたい目標がどこにあるかによって答えは変わると思いますが、順風満帆で欲しいものに困らない、という人生を送っている人は珍しいのではないでしょうか。きっとたくさんの後悔があって、何故今の自分に満足できていないのか、考える瞬間が訪れます。
その答えは、過去の自分の行動です。ある程度の年齢までくると、自分の境遇を全て外部的要因で説明するのは無理があります。家庭の事情などは様々ですが、日本という国に生まれているなら、多くの可能性と選択肢を持って生きていけます。そこで何を選び、どう行動したかが今の自分に結果として表れています。
つまり、なりたい自分になれていないとしたら、自分の行動の結果であるということになります。
いま実践していること
覆水盆に返らず。今この瞬間からできることを考え、私は行動します。特にここ最近は意識してログを取るようにしています。具体的には
・毎朝体重を計る
・簡単な日記をつける
・楽曲制作プロジェクトの進行を、段階を区切ってメモする
・ギターの練習日誌をつけ、動画を撮影して確認する
などを継続するようにしています。コツとしては完璧に全てをこなそうとするのではなく、少しでもいいから継続してやり続けることだと考えます。実際、半年前の自分の記録と比較することによって、毎日の積み重ねの成果を実感することができています。
『双曲割引』を知ることで毎日の積み重ねができる
「意思が弱い」という風に自分を責めるのは間違っていて、人間にはこの双曲割引という心理的な性質を表す概念を知ることが重要です。
簡単に説明すると、人は時間的に近いものに価値を大きく見てしまう、という心理のことなのですが、具体例でいうと、
明日1500円もらえるのと、1ヶ月後に2000円もらえるのではどちらを選びますか?
というような状況で、多くの人が明日の1500円を選んでしまうそうです。人なら誰しもこういった考え方をするものだと理解すると、目先の誘惑で甘いものを食べたり、ギターの練習をサボることを回避できます。
「あ、将来的に太る要因になるけどいま甘いもの食べたい欲求が強まってるな」
「あ、いま練習よりアニメみたほうがラクだし楽しいけど、数か月後の実力の伸びにはつながらないな」
こういった小さな行動も、双曲割引を念頭に考えて、さらに記録をつける。具体的には、食べたものリストとカロリーの記録をつける。具体的には、ギターの練習日誌をつける。これによって、将来なりたい自分へと辿るログを残すことができます。

▼未来の自分を作るのはこの瞬間からの自分の行動
今を作ってるのは過去の自分の積み重ねです。そしてこの瞬間からの積み重ねが、未来の自分を形作る要素となります。
『ログをとって自分を観察する』ことで、思い描いた自分への航路を描いてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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