1万時間の法則
【1万時間の法則】という言葉が有名です。
物事を学ぶ時に、どれくらいやればいいか、その目安として引き合いに出される言葉です。
フルタイムの仕事に換算したら5年分のこの時間、そもそも何を目指したら1万時間かかるのでしょうか?
その答えの一つが、このTEDの動画でわかりやすく説明されています。
最初の20時間 — あらゆることをサクッと学ぶ方法 | ジョシュ・カウフマン | TEDxCSU
1万時間ではなく20時間でいい理由
動画の内容を簡単にまとめると、
- 本来、1万時間というのはその道のトップレベルに到達するまでの学習/練習時間を研究で示したもの
- 新しいことを始めるには、あるポイントを抑えれば、20時間で済む
というものです。
動画では、プレゼンターのジョシュ・カウフマンさんが見事なウクレレ演奏を披露していますが、例えばギターも同じような要領で説明出来ます。トッププロギタリストを目指すなら、1万時間という数字も目安にはなるが、ポップスのコード伴奏程度なら20時間で十分に習得できる、と言い換えられます。
ただし、そこには守るべきポイントがあります。動画で説明されているのはこの4点です。
- Deconstruct – スキルを細分化
- Learn enough to Self correct – 自己修正できるようになるまで学ぶ
- Remove distraction – 障害を排除
- Practice at least 20 hours – 20時間やる
まず、やりたいことを決めたら、スキルを細分化して把握します。ウクレレやギターの演奏、バッティングセンターでボールを打つ、プログラミング、将棋をさすなど、それらは全部複合的なスキルを合わせてできるようになります。まずそれを分解し、何が大事かを見極めることから始まります。そして実際に学習し、練習します。ここで大事なのは初めから完璧にやろうとせず、学習を進める中で自分で間違いに気付き、修正できるようになることを目安とすることです。三つ目は練習の障害となるものを排除することです。テレビや漫画やインターネット、SNSなどに時間を取られないようにします。最後に、「苛立ちの壁」を超えるために、最低でも20時間やることを決めます。最初は誰しも上手く行かず、そんな自分に苛立つのが普通です。それを超えるために、20時間という目標をまず自分に課すことが重要です。
私はこれをみて、何か新しい物事を学ぶ際、失敗するパターンを導き出しました。
- やることを大まかにしか決めない
- 失敗しないようにする
- 気が散るものが常にある
- 上手く行かなくてイライラしたら辞める
実際には、多くの人がこちらをやってしまっているのではないでしょうか?
まとめ
私は「人生で今が一番若い時」という言葉が大好きです。何かを始めるのに一番早いタイミングはいつでしょうか?
「今でしょ!」
そんな時、ちょっとでも知識があると、欲しい成果がより自分の近くにやってきてくれるのではないでしょうか?
人生いろんなことがありますが、出来なかったことが出来るようになると嬉しいですよね。この記事が何かの参考になれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。
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