他者との比較と競争は泥沼化する
私たちは物心ついた頃から、常に誰かと比較されてきました。
自分よりも勉強のできる人。
自分よりも速く走れる人。
自分よりも頭のいい学校にいく人。
自分よりもモテる人。
自分よりも稼いでる人。
そしてこう考えます。
「私はあの人には勝てないけれど、でもこの人よりはマシ・・・」
人と比べて安心したり、人と比べて嫉妬したり・・・。
さらにこうも考えます。
「もっと収入が増えれば幸せになれる。もっとモテれば幸せになれる。」
ではこれって、どこまでいけば幸せなんでしょうか?誰と比較して、誰より上になれば幸せなんでしょうか?元ZOZO社長の前澤さんくらい稼げば良い?ジャニーズタレントや坂道グループのメンバーくらいモテれば良い?これではキリがなく、不毛な比較と競争の道を進むことになります。
不毛な比較と競争から抜け出す考え方
それは、皆それぞれ
『スタート地点』と『ゴール地点』が違う
という考え方です。
人間は誰一人として同じではないので、足が速かったり遅かったり、思考の得意不得意があったり、背格好や顔の造りもまるで違います。それがスタート地点の違いです。また、何を目指すかも違います。それは、何に一番の価値を置くか、ということが人によって全く異なるからです。
いますぐ実践できるアクション(行動)プラン
ゴール地点を決める
これをあやふやにしていると、他の人を見てしまい、気の迷いが生じます。
ゴール地点は、自分ができそうなことや、今できることを基準にする必要はないです。
シンプルに、「やりたいこと」でOKです。
もしゴールが選んだ時点で少し違っていても、進んでみなきゃわからないことが大半です。そして進んでわかったら、またゴールを変えれば全く問題ありません。
スタート地点を見つめ直す

私はこれをドラクエに例えます。
大抵、誰しもがLv.1でひのきの棒を持ってスライムと戦うのがやっとの状態から始まります。
人によっては、メラとかホイミが唱えられるところから始めるかもしれません。
稀に、クロノトリガーみたいに一度全クリしてから『強くてニューゲーム』で始める人もいるでしょう。
でもそれは人それぞれであり、その時点ではどうすることもできないので、ありのままを見つめるしかありません。
自分の成長にフォーカス(集中)する
あとは、自分のレベルあげにだけ集中すれば大丈夫です。
最初に決めたゴールに向かって、日々どれだけ進められるか、自分を観察しながら試行錯誤していくのみです。
※ついでに:他者を羨ましがってはいけない
他の人はスタート地点も違うし、ゴールも同じではありません。羨ましがってはいけないし、自分より下に見て蔑んでもいけません。ただ、良いところを見つけて認めるだけで良いです。これで余計な嫉妬や競争心が生まれなくなります。
まとめ
他人との比較や競争は泥沼化して、いつまでたっても満たされないので、そこから抜け出して自分の道を進む方法をご紹介しました。
もし、あなたが今何か頑張っていて、誰かと比較したりされたりして苦しい思いをしているなら、この方法を試してみて欲しいと思います。
参考になる本もご紹介します。
この本を読んで私は人生が変わるくらいの衝撃を受けました。人間みんな、違った特徴を持っていて、誰一人として平均人間なんていないということが理解できます。そしてスタート地点が違うということを理解できるので、自分の成長にフォーカスできます。
自分の中に毒を持て<新装版> (青春文庫) (日本語) 文庫
人間は不完全だし、無目的、それで良い、と強く訴えかけてくれます。おそらく誰しもが感じたことのある、今の社会の「妙な息苦しさ」や「なんとなく押しつぶしてる違和感」の正体を鋭く指摘しています。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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