間違ったアドバイスの求め方

生活

アドバイス

勉強でも、仕事でも、スポーツ、音楽、なんでもそうですが、私たち人間は基本的に、最初からうまくやることはできません

お母さんのお腹から出てきて、最初は自分の足で立つことも、ものを食べることも、喋ることもできず、ただ泣くことしかできませんでした。

それがゆっくり時間をかけて、成長し、多くの事を学びながら、いまは誰かが発明したインターネットを使って、これまで学んできた日本語で書かれている、私のブログを読んでくださっています。

そして私たちが学ぶことは、多かれ少なかれ、誰かからのアドバイスをもらっています。ありがたいことです。勉強を教えてくれた先生、お父さんお母さん、兄弟姉妹や先輩、仕事を教えてくれた上司、色々な人の助けで今日ここまで生きて来れています。

良いアドバイスもあれば、良くないアドバイスもある

アドバイスを誰かに求めるのは、とてもいいことです。

自分の知らない知識や経験を授けてもらえること、これは大きな財産になります。

一方で、自分にとってためにならないアドバイスがあるのも事実です。

勉強ができるようになるのが目的でアドバイスを求めているのに、そのアドバイスに従っても大して成績が伸びなかったりすることもあるでしょう。

人間関係に悩んでアドバイスを受けても、改善されないことがあります。

なので、なるべく良いアドバイスを受けられるように、アドバイスの求め方にも気をつけなければいけません。具体的な事例でご説明します。

間違ったアドバイスの求め方

その事柄でうまく行ってない人のアドバイスを聞く

これは当たり前の話かもしれませんが、結構やってしまいがちです。

私も昔やりました。

大学院時代、周りが就職を考えている中、私はプロミュージシャンを目指そうとして色々な人の話を聞きました。

だいたいが否定的な事を言います。

「うまくいくのは限られた人だけだからやめとけ」

「安定した方がいい」

こんなのを、プロミュージシャンとしてうまく行ってない人がアドバイスしたところで、何も価値がありません。まずはプロミュージシャンで成功している人にアドバイスを求めるべきでした(その後私は素晴らしいメンターに出会え、音楽で生計を立てられるようになりました)

他にも、例えば勉強なら、中途半端な成績しか残してない人のアドバイスは避けるべきでしょう。仕事でも、できる上司からのアドバイスを求めた方が良いのは明らかです。

注意しなければいけないのは、世の中には

「勝手にアドバイスマン」

が、結構多い事です。いませんか?こちらが聞いてもいないのに、話をしたら「あーしたらいいよ」「こうすべきだよ」と、やたら上からアドバイスをしてくる人。いいアドバイスをくれる場合もありますが、往々にしてその人たちの目的は優越感に浸る事で、アドバイスする相手のベネフィット(利益)は二の次だったりします。

ロジックを持たない人にアドバイスを聞く

これは少々わかりにくいかもしれません。

ロジックとは、理論です。

アドバイスは、筋道のたった説明ができる人に聞くべきです。

これがない人というのは、基本的にうまく説明ができません。

例えば体育教師です。

体育教師は、だいたい元から運動ができた人が、体育大学などへ進学して、その職につきます。

もちろん、そのための努力はされてきていると思いますが、根本的にあの人たちは運動ができてしまう人です。

ですが、世の中の人全てがそうではありません。むしろ運動が苦手な人もかなりの割合でいます。

彼らはどうやったら速く走れるのでしょう?

どうやったらうまくボールを蹴れるのでしょう?

縄跳びはどうやって跳べばいいんでしょう?

初めからうまくできた人は、それをできるようにするのに筋道立てて説明ができますか?

私は小さい頃、スポーツが苦手でした。サッカーのドリブルをすればボールを遠くに蹴っ飛ばして相手にボールを私てしまうし、鉄棒の逆上がりもできませんでした。唯一、ラグビーという自分に合う競技に出会い、スポーツマンとして学生時代10年以上続けて来られたのは幸運でしかありません。

運動が苦手な人は、体育の授業が嫌で、そして大人になっても運動は避けるでしょう。

それは、体育が、運動が元からできる指導者のもとで、運動が元からできる子供たちが優遇される授業の空間でしかなかったからです。運動ができない子が、どうやったら運動能力を伸ばせるかなんて、普通は教わりません。

話は逸れましたが、運動ができない人が運動できるようになるには、運動ができなかった段階からできるようになる筋道を知っている(ロジックを持っている)人にアドバイスを求めるべきでしょう。

まとめ

まず、成功していない人からアドバイスを聞くのはやめましょう。

勝手にアドバイスをしてくる人のいうことは、まに受けすぎないようにしましょう。

ロジックを持たない人は説明ができないので、アドバイスを求めてはいけません。

お読みいただいたあなたが、素敵なアドバイザーに出会って、ご自身の力を伸ばす道へ進んで行かれる事を願っております!

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