DAWソフトを横断的にレビュー
現代のコンピュータでの音楽制作において欠かせないDAWソフト。
3つずつ比較する記事の第四回目です。
画像編集ならPhotoshop、GISならArc GIS、CADならVector Worksと、概ね各業界でトップシェアのソフトというのは決まっているものですが、こと音楽制作においてはどれも甲乙つけがたいですね(とはいえ、やはりPro Toolsが業界標準ではありますが)。
今回も三種類に絞って比較レビューしてみたいと思います。ぶっちゃけ、全てのDAWを扱ってみた訳ではありません。それでも私の個人的な知識と印象によって比較しちゃいます!!
対象となるのは、ABILITY、BITWIG studio、Reasonの三つです!!
過去記事については、下記のリンクをご参照ください。
DAWソフト比較part.3
1.ABILITY

国産DAWとして有名なABILITYはWindows専用のソフトとなっています。他のDAWはやはり元が海外でできているため、日本語訳した情報を元に使用しなければいけません。Cubaseなどは日本でのユーザーがかなり多いので、参考になる日本語の情報も多いのですが、突き詰めていくとどうしても英語の情報を参照しなければいけないタイミングが来ます。
その点、日本語で、さらにWindows専用のソフトとして作られているのは、我々日本人の初心者に最適なのではないでしょうか。(もちろん、プロの使用にも耐える設計だとは思いますが、使ってみたことがないのでなんとも言えないのですが・・・。)
DTMをやるときに、ソフトの使い方でわからないことが多くて肝心の曲作りが進まない、というのはよくあることですが、本末転倒ですよね。これからDAWを選ぶ方は、ABILITYも体験版から使ってみてはいかがでしょうか。
INTERNET ( インターネット ) / ABILITY 3.0 Pro 通常版 (DAWソフト)2.BITWIG studio


後発DAWの中で私が最も注目しているのがBITWIG studioです。系統としてはAbleton LIVEに近い作りで、ループを元に作っていくスタイルですが、私のイメージとしてはこちらの方がUI(画面の見た目)が洗練していてカッコいいです。軽く触った程度なので機能面での比較はまだできていませんが、制作者のテンションを上げてくれるというのもDAWソフトの重要な要素だと思います。
BITWIG ( ビットウィグ ) / Bitwig Studio 3 パッケージ版3.Reason
Reasonは歴史が長いものの、そのスタンスからちょっと他とは一線を画すDAWです。より感覚的に、楽器として使えるようなコンセプトを元に設計されています。
さらに特徴的なのは、付属する様々な音源やループやエフェクトなどを、別のDAW内で立ち上げて使える、という点です。カバンの中に散らかる小物を整理するバッグinバッグのような、DAW in DAWという感じで使えるのも面白い点です。ですので、メインで使用するDAWがあって、それと併せてReasonも使う、という方法もできます。これも私は興味があるのでいつか試してみたいと思います。
まとめ
今回は、国内でのシェアとしてはそれほど大きくないものの、粒揃いなDAWをご紹介しました。それぞれ特徴がありますが、ご自身の制作スタイルとバッチリ合えば強力なツールとなるかもしれません。既存のDAWをある程度知っていて、それでも他のを試してみたい、という場合に候補になるのではないでしょうか。(個人的にはBITWIGをもっと使っていきたいと思っています。)
今回も、ご覧いただきありがとうございました!外出ができない時は、パソコン一台で楽しめるDAWでの音楽制作にじっくり時間をかけるのもいいですね!皆様の素敵な音楽ライフを応援しています!
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