北斗の拳
当時ひねくれた中学生だった私は、ワンピースとかナルトとかが少年漫画のトレンドだった時に、古本屋で『北斗の拳』を見つけました。
北斗の拳 全15巻・全巻セット (集英社文庫(コミック版))
連載当時を知らない当時の私にとっては、「あの、お前はもう死んでいる、ってやつでしょ?」くらいの感覚でした。でも「人と違うことしてる自分カッケー」を拗らせるお年頃だったので、手にとって読み始めました。
そんな出会いから、北斗の拳の漫画を全部読み漁り、潔いストーリーと個性的で魅力的すぎるキャラクターに惹かれて、以来ずっと作品のファンです。
好きなキャラ
そんな私が北斗の拳で好きなキャラについて、早速トップ3を発表します!
アミバ
以外にも!あの外道!でもちょっと憎めないんです!
かつて南斗水鳥拳のレイと共に修行していたアミバは、自分に才能があると確信しているにもかかわらず、周囲からの評価を受けられませんでした(かわいそう・・・)
「俺は天才だ!どんな拳法でも誰よりも早く習得できる!」と言い切るそのハッタリ力は、何かと謙遜しがちな我々日本人にとって見習うべき部分も多々あると思います。
自分の力を認めさせることにしか、人生の目的をフォーカスできなかったのが、彼の哀しいところでしょう。人から感謝され、人のために自分の力を使うことを知れていたら、きっと活躍していた人物だったと思います。
ジュウザ
生き様のかっこよさが凝縮されています。まさに、北斗の拳の描く世界観を凝縮したようなキャラだと思っています。そして強い!拳王を追い詰めたあの戦いは素晴らしかった!体格差ヤバイですよね。でも彼は天才だし、だからこそ合理的に生きる、そこに問答無用の憧れを抱いてしまいます。あんな生き方を目指し、凡人の私は、凡人なりにできることを考えているのかもしれません。
ユダ
これもまさかの!でも基本、南斗六聖拳って根はいいやつばっかりですよね。
ユダの名台詞
「俺は誰よりも強く、そして美しい」
自分のアイデンティティをこれでもか、と前面に押し出す潔さ!いいんです!そんなに強くないし、ましてや美しいかも疑問ですが、自分がそうと信じればそう言い切っていいんです!!あー!ユダみたいに生きたい!そして死ぬ間際のセリフもまた、潔くてかっこいいんです・・・。
「俺は、自分が美しいと認めてしまった相手の前では無力になる」
・・・これ、首をブンブン縦に振ってしまいます。自分に自信を持っていようとしても、強がっていても、心の底から自分が認めた相手に対しては強がれないものです。ユダはマミヤの美しさに、レイの鮮やかな南斗水鳥拳の技に目も心も奪われていました。それを認め、自分の認めた相手に打ち取られることを最後に望む・・・。天晴れです。
ツッコミどころ満載、でもそれがいい
もはや公式さえネタにしてしまう、「核シェルターにトキも入れたんじゃないか」問題とか。「どう考えても偽物なのにアミバをトキだと信じて騙されるケンシロウ」問題とか。様々なツッコミどころ満載ですが、それも味だなぁ、と思えてしまうのが北斗の拳の魅力ではないでしょうか。まだまだ好きなキャラはたくさんいますが、今回はこの3人のご紹介でした!
お読みいただきありがとうございました!

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