世界史とセットで覚える音楽史

話題

音楽史

音楽にも様々な歴史があります。

太古の昔から、祭事で音を鳴らすことがそもそも音楽の始まりだと言えるかもしれません。

現代の音楽の基礎となっている音階について、それの元となる純正律を導き出したのは、紀元前500年頃のピタゴラスだったとされています。

6世紀末、ローマ教皇のグレゴリウス1聖はカトリック教会の典礼音楽を形式的にまとめたとされています。これがグレゴリオ聖歌と呼ばれるもので、教会旋法や現代の記譜法のルーツになったものです。

・・・という堅い音楽史もある一方、現代我々がポピュラーミュージックとして聞くものについては、もっと近い歴史のものから辿った方がわかりやすいと思います。

ロックやダンスミュージックなどの源流となったのは、1900年くらいのアメリカのブルースという音楽です。そこから世界を席巻するロックンロールへと繋がり、エレキギターの発明と発展によってバンドサウンドが確立され・・・といったのが、ほんのここ数年の話になっています。

この辺の話題は本何十冊を跨いでも説明しきれない領域ですが、この記事の趣旨としては、歴史上の音楽の出来事は世界史とセットにすると覚えやすい、ということです。

なので、本当に一部分だけピックアップしてご紹介します。

世界史とセットにすれば両方覚えられる

リンカーンの奴隷解放宣言とブルース

1862年のアメリカで、有名なリンカーンは奴隷解放宣言を出しました。その頃、アメリカ南部では黒人奴隷たちが過酷な労働を強いられていましたが、その頃から黒人たちによる悲しみや孤独(青:ブルー)を歌や演奏にしたものだとされています。

ついでに、伝説的なブルースギタリストのロバート・ジョンソンが27歳で亡くなったのが1938年。第二次世界大戦が勃発する一年前で、ナチス・ドイツによるオーストリア併合の年です。

米ソ冷戦時代とストラトキャスター誕生

エレクトリック・ギターの代名詞とも言えるフェンダー社のストラトキャスターが生まれたのが1954年。その頃世界は米ソ冷戦時代の真っ只中です。前年の1953年は朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた年であり、翌1955年からは長きに渡るベトナム戦争が始まります。エレキギターがその象徴となるロックミュージックはヒッピー文化とも深い関わりを持っていますが、こうした時代背景からも見るとその流れが少し見えてきます。

ベルリンの壁崩壊とX JAPANの『紅』リリース

東西冷戦の象徴とも言えるベルリンの壁が崩壊したのが1989年。その頃日本はバブル景気真っ只中でシモシモで土地転がしやっていましたが、X JAPANがメジャーデビューして紅をリリースしたのもその時です。BOOWYが人気絶頂で東京ドーム解散ライブをやったのが前年1988年。音楽業界もさぞ華やかだったのでしょう。

まとめ:世界のつながり、象徴的な出来事、人々の生活と音楽

世界史を知る意味とは、今の状況を理解するためであり、そして未来を思い描くためだと、私は考えています。

音楽に携わる人間として、音楽は人々の生活に根付くものであり、世界の歴史は人々の歴史であるからこそ、より能く識る必要があると感じています。

歴史というのは縦にみがちなものですが、音楽という共通項によって、横に見るとちょっと面白いな、と今回調べていて思いました。

今と、そしてこれからの人々の未来に、音楽が優しく寄り添っていけることを願います。

サウンドハウス

コメント

タイトルとURLをコピーしました